安全教育

(独)日本スポーツ振興センターのWEBサイト内に「学校安全WEB」があります。スポーツや健康に関する安全もさることながら、H17~H24年にかけて災害給付金が給付された、総数4,594件の障害・死亡事例を検索できる【学校事故事例検索データベースがあります。保健体育はもちろん、理科も技術・家庭科もありますから、どんな事故事例があるのか、調べてみてください。小学校理科用の安全教育をまとめた教材カードも配布されているようです。小学校の場合は、全教科を教えられるのが基本です。得手不得手にかかわらず、安全に実習実験を実施・管理できるよう配慮してください。

【理科(主に化学)における安全】

実験実習を指導する場合、危険の予測や管理ができることは重要なことです。そのためには加熱器具や試薬、その他に関しての危険性を正確に認識する必要があります。おう吐や吐き気などのように、対象となるものに由来するだけでなく、個人差や実習環境が影響するような症状もあります。化学物質過敏症やラテックスアレルギーなど、実験するのに配慮を要する児童生徒がいる場合もあります。メディアなどからの情報は、その根拠の妥当性を判断できるように、専門書や官公庁からの情報(WEBサイトで公表されているもの)を集めて読むくらいの意欲が必要です。

 実習や実験・観察は必ずあらかじめ行い、時間配分や、児童生徒に難しそうなところがないか、どんな危険性があるか、など確認してください。

 加熱器具・・・アルコールランプガスコンロ(カセット式・バーナーなど)・・マッチ・その他

 ガラス器具の扱い・・・ガラス器具が壊れたら  共栓つきの器具  

 試薬の扱い・・・酸・アルカリ・有機溶媒・重金属・その他

 紫外線(日光)

 その他

 パフォーマンステスト(「悪い見本」をみることができます。危険な動作を指摘できるかどうか確認してください)

   試験管の加熱操作    試験管の振り方    10%NaOHの調製    2N塩酸の調製  

   ビーカーの洗浄     マッチの擦り方

   電気の取り扱い


【家庭科・特別活動・図画工作・技術】 

技術家庭科や図画工作などでは、「危ない道具類」が身近なものである場合が多いです。包丁を例にとると、一般的な料理本にも家庭科の教科書にも包丁の扱い方は記載されています。場合によっては保護者から使い方を教えてもらった、もしくは、料理教室で習った児童生徒もいるかもしれません。
では、それぞれどう違うのでしょう?

一般的な料理本や料理教室は実践的なことをわかりやすく教えてくれます。
包丁の種類や持ち方、材料や作るものに合う切り方などです。野菜いためひとつをとっても、適当にやるよりは、火の通り方が均一になるように配慮して材料を切りそろえた方がおいしく仕上がるものです。クリスマスケーキやおせち料理を手作りしたい、と思ったら、そういう料理教室で教えてもらうのも良いかもしれません。

保護者の指導も実践的です。実際の経験に基づいて効率よくきれいにできる包丁の扱い方を教えてもらえることでしょう。
例えば、魚。魚をおろす時には基本的なやり方もありますが、大きさや魚の大きさによっては、基本的なやり方でなくてもうまくいくことがあります。特に、自分なりに工夫したやり方は基本のやり方と違っていたとしても、経験に基づいたやり方ですからやりやすいことも多いのではないでしょうか。自己流で適当にやっていた方法が実は基本のやり方だった、ということもあるかもしれません。
ふぐのように、おろし方に「正解」がある場合もありますが、一般的には基本のおろし方と教えてもらったおろし方が違っていても、効率よくきれいにできるのなら問題ないと思います。

技術家庭科のような教科で刃物を扱う場合は、「包丁が切れることの原理」、「包丁の安全管理とリスク管理(怪我の対処法も含む)」、「包丁の安全管理・リスク管理は彫刻刀やはさみ、のこぎり、鎌などと同じであることの理解」などを学びます。
教材は「実践例」としての教材にすぎません。例を通してやり方を理解し、いろいろなものに応用できることが肝要です

包丁の取り扱いだけを考えると料理教室などと変わりばえしませんが、彫刻刀やのこぎりなども同じであることに気づいてもらうには学校の授業があった方がいいですね。

学校の授業数や予算・設備には制約があるので、そうそう調理実習も技術の加工実習もできません。
そこは料理教室などと違うところで、学校の実習だけで技術を習得するのはけっこう難しく、家庭などで繰り返してやる必要があります。実習は失敗やけがから学ぶことも多いものですが、いちいち失敗したり怪我をしたりしていては、時間もかかるし嫌になってしまいかねません。リスク管理には、ビデオやネットワーク上のWEB教材、ワークシートなどをフルに活用して児童生徒に危険をイメージしやすいように配慮するといいですね。

 自然毒・・・じゃがいものグリコアルカロイド  

 道具・・・包丁  彫刻刀  ナイフ  その他

 家庭科・調理実習における注意事項 

 図画工作・美術における注意事項

 技術実習における注意事項

 教材FLASH

 

   

 

 


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