加熱器具

ものを温めるには、いくつか方法があります。【室温】というと、一般的には20−25℃くらいですが、気温の変動は、多くの場合反応速度に影響します。

【1】電気を使う・・・火はつかいません

   電気コンロ電気ポットも水を沸かすことができます。オーブントースターはパンやピザを焼けるくらいの熱を放出しています。

              

  電熱線は電流が流れると電流を流しにくいので発熱します。電熱線のコンロはほとんど見かけませんが、教材用にはあります。

  オーブントースターは、家庭にも置いてあるところが多いので、確認できます。250℃まで上がるものもあるようです。

  オーブンがレンジ機能やスチーム機能を持つようになったので、オーブントースターはオーブン機能まで持たせているのかもしれません。

  ホットプレートも電気で加熱しています。総合学習や家庭科、理科などで良く使われています。

【2】電子レンジなどを使う・・・火は使いません

   電子レンジ「マイクロ波加熱」により物体内部の分子にエネルギーを与えて加熱する装置です。マイクロ波によって、極性を持つ水分子と水分子をつなぐ振動子が振動・回転して温度が上がります。膜でおおわれた「卵」や「栗」のような食品を加熱すると、蒸気の逃げ場がなく、爆発することがあります。膜でおおわれた食品に限らず、密閉されたものを加熱すると爆発しやすいので蒸気の逃げ場を作ってください。また、焦げた部分があるものをレンジにかけすぎるとスパークして発火することもあります。そのほかにも金線のように金属粉がついた食器は火花を生じる可能性があるので使わないでください。液体を加熱すると、吹きこぼれたり、突沸することがあります。

   『食品のあたため』がメインですが、理科でも実験準備に使えます。シリカゲルや炭酸カルシウムの乾燥など、もっぱら【乾燥】用に使うことが多いです。家庭科室で使えるけれども古くなった電子レンジを譲り受けてもいいかもしれません。

  IHヒーター「誘導加熱」(Induction Heating)による発熱を利用する加熱器具です。交流電流を流して、それにより鍋底が自己発熱します。使える鍋の材質や形状は限定され、たとえば土鍋は使えません。財団法人製品安全協会の発行したシールをつけて区別できるようにしていますが、「鉄・ステンレス加熱」式のものと「オールメタル加熱」式のものがあるようです。中華鍋は金属なのですが、なべ底が丸いのでIHヒーターには向かない鍋のひとつです。
 オール電化の家庭の台所にはクリーンで衛生的であるので良く使われています。IHクッキングヒーターやオーブントースター、電子レンジなどしか家にない子どもは、ガスコンロやガスバーナーの炎をみたことがない場合がありますので理科の実験などの時には気をつけてください。

【3】火を使う

ご飯を炊くのに、右のイラストのようにかまどでご飯を

炊くことはほとんどないと思います。

小僧さんが、マキを組み合わせたところに空気をふき

込んで燃やしています。空気があるとよく燃えます。

火を燃やすのには酸素が必要ということです。

ちなみに小僧さんの筒は「火吹き竹」といいます。

ガスを使う・・・ガスコンロ、ガスバーナー、カセットコンロ、ミニコンロなど

ガスには都市ガスLPG(Liquefield Petroleum Gas)があります。都市ガスはウォッベ指数からいくつかのグループに分類できますが、液化天然ガスを主体とする13A(高エネルギーで安全性が高い)が主流です。器具により、使用可能な都市ガスの種類が異なりますので確認してください。

カセットコンロは、燃料としてカセットボンベ(ブタン、イソブタン、プロパンなどの混合ガス)を使うものです。ボンベの中身自体は常温で長期間保存しても変質・劣化しないので、消費期限?のようなものはついていません。ただし、1997年以降は規格が統一されたためどのメーカーのカセットコンロでも使える可能性が高いのですが、それ以前のものはメーカーによりカセットコンロの規格が異なりますので注意してください。また、変形したものや、何か変だな?と思ったボンベは使わないでください。  なお、使い終わって廃棄する時には、ボンベに穴をあける、ペシャンコに押しつぶすなどしておくと親切です。

アルコールを使う・・・アルコールランプ

アルコールランプは下記のようなランプです。店でスチーム料理などを各テーブルでやる時にも使います。マッチなどの着火用具が必要で、火力も弱く、熱量が安定しないのですが、芯の長さで火力を調節できますし、ちょっと加熱したい時には手軽に使えます。

    


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